【読書レビュー】恥をかかないスピーチ力(齋藤 孝)
スピーチ力をグッと向上させる、
さまざまなテクニック、普段のあり方が紹介されている本。
スピーチ、というと大袈裟に思えるかもしれないが、「自己紹介」・「会議等の挨拶」といったように、社会人ならなにかと頻度があるもの。
この本では、印象的なフレーズと共に、具体的なテクニック(総論的なもの&上記のようなシチュエーション別のもの)もまとめられていて、「読んですぐ使える!」のが特徴。
個人的に特に印象に残ったのは、次の二つのフレーズ。
①スピーチでは、話し方や話の内容も大切ですが、それ以上に重要なのが、「話す身体」になっているかどうかです。(34頁)
②いつでも取り出せる小ネタを持っているか、いないかは、スピーチ力を決定付ける一番大きな要素になる(65頁)
①に関しては、物理的に身体を相手に向ける、視線を左右に扇風機方式で振る、といったテクニックが、
②については普段からのネタ帳作り(すぐに出せる短い話のストック)の有用性などが紹介されている。
身の回りのこと(テレビや見聞きしたことなど)にもっと意識を向けること、「それを人に話すとしたら」、という観点を持つことが大事だ。
★人前に立って話すことに苦手意識を持っている方や、仕事やプライベートで人前で話す機会の多い方におすすめ!
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/06/06
- メディア: 新書
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